ネット回線の比較ポイントまとめ|速度・回線種類・注意点

インターネット回線の比較ポイントまとめ|速度・回線種類・注意点

ネット回線は双方向通信の快適性で比較!快適な光回線を見極めよう

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ネット回線を比較する際は双方向通信を意識しよう

従来は下り速度重視で宣伝されていた

ネット回線の広告は、下り最大速度が重視されてきました。背景として、光回線敷設が行われる地域の広がり方が遅く、ADSL回線が全国的に広まったことが原因です。ADSLやCATVでは、下り速度のみ高速化がされて、上り速度はホームページ閲覧時にさほど重視されていませんでした。ADSLでは下り最大50Mbpsと謳っていても、上り最大3Mbpsという状態が多く、CATVに至っては下り最大160Mbpsや320Mbpsを謳っていても上りは最大10Mbpsとなっていたわけです。

NTT東西の光回線は、上り下り共に最大100Mbpsから徐々に速くなっていき、ついに上り下り共に1Gbpsにまで達しています。近年になっても、モバイルデータ通信とCATVでは下り最大速度表記のみの広告が続いており、光回線との差が広がる状況に変わりありません。

双方向通信が主流になることで上り速度が重視される

ネット回線の使用目的が大きく変化したことで、回線の選び方にも変化が起きています。従来はPC経由でのネット回線接続が一般的でしたが、現在はスマートフォンやタブレット端末からWi-Fi接続によるアクセスが主流となりました。スマートフォンやタブレット端末の普及により、双方向通信を手軽に行える環境が整ったわけです。ADSLやCATVといった下り方向のみ増速している回線では、上り速度が遅すぎて相手にコマ落ちした映像が送られてしまいます。

現代は、光回線ならではの上り下り共に安定していて、高速な回線が求められるようになりました。従来は下り回線速度のみを比較してネット回線を選べば良かったのですが、双方向共に最大1Gbpsを求める環境へと変化したのです。特にWi-Fi接続時はLANケーブルで接続した時よりも、無線を利用する分だけ速度が落ちてしまいます。しかし、大元の回線が十分強ければ、Wi-Fi接続によるスピードロスはさほど気にならないでしょう。

光回線には複数の方式がある

本当の光回線はFTTHです

ネット回線の中でも最も高速で安定した通信が出来る方式は、光回線です。光回線を謳うネット回線であっても、光ハイブリッドと呼ばれるものは残念ながら厳密な意味では光回線ではありません。なぜなら、通信事業者の基地局から自室までを全て光ファイバーケーブルで繋ぐFTTH方式のみが本物の光回線だからです。FTTHとは、Fiber to the Homeの略で、自室まで光ファイバーケーブルを引き込む工事を行っていることが条件となります。

NTT東西やKDDIが運営している光回線の中には、集合住宅の一部で途中から電話線を使うVDSL方式もあります。これは集合住宅の共用部に設置されたMDF室から居室までの間を既存の電話線を使うことで、引き込み工事を不要とする方式です。この場合、実際に居室で使用できる回線は最大1Gbpsで通信可能な光配線ではなく、最大100Mbpsの電話線を使ったVDSL方式となってしまいます。ネット回線を比較する際は、FTTH方式により自室まで光配線が届いていることが重要です。

途中から光配線ではなくなる方式に注意

光回線を謳った宣伝をしているネット回線の中には、電柱やMDF室から居室までの区間を光ファイバーケーブル以外の配線で代用している方式があります。CATV事業者が行っている、電柱から居室までをテレビ用同軸ケーブルで繋ぐ光ハイブリッドは、残念ながら厳密には光回線とはいえません。光信号と異なり電気信号は伝送損失が大きいので、同軸ケーブルが1cm長くなるごとに通信速度が遅くなっていきます。

光回線を謳いながらも上り最大10Mbpsとなってしまう点からも、割高となってしまうことが分かるでしょう。NTT東西だけでなくKDDIのマンションタイプの光回線は、光配線方式ならば高速ですが、VDSL方式では電話線を使った電気信号となるため遅くなります。CATVよりも上り速度は早く、最大35Mbpsの規格が採用されていますが、下り回線が最大100Mbpsと減速されてしまうのでもったいないです。ネット回線を比較して選ぶなら、光配線方式を採用して自室まで引き込むタイプにするべきでしょう。

光回線の引き込み可否は工事業者が左右する

光回線を敷設している業者は複数ある

住んでいる地域と建物により、ネット回線の引き込み工事の可否が左右されてしまいます。FTTH方式を採用した光回線は、自室への引き込み工事が必要となりますが、建物の構造と電柱に対する向きにより制限を受けます。地域に敷設されている光ファイバー網は1種類とは限らず、複数の通信事業者が独立して引いているケースも少なくありません。NTT東西・KDDI・電力会社のうち、地域ごとに独自の光ファイバー網を敷設しているため、工事業者自体もそれぞれ担当する工事業者が異なります。

通信事業者ごとに電柱に引かれている光ファイバー線の位置が異なり、NTT東西は地上から5m程度の位置に敷設していますが、KDDIの自前敷設エリアは地上から7m程度の位置にあります。集合住宅に対する光ファイバーの引き込みは、NTT東西で2階建てまで、KDDIの自前敷設エリアで3階建てまでと決められている背景には、光ファイバーの敷設高が影響しているわけです。

引き込み可否を決めるのは工事業者という現実

ネット回線を選ぶ時は、住んでいる地域と建物によって高速な光回線の引き込み可否が決まります。実際に申し込みをしても工事業者に工事NG判定をされてしまうと、引き込み出来ずにキャンセルとなるわけです。光ファイバー線は、電柱に敷設されている高さよりも高い位置へ引き込むと線が折れてしまう可能性があるので、可能な限り上空方向へは引き込みしません。

工事業者による技術力の差から、本来ならば引き込み工事が出来る場合であっても、工事できないこともあるのです。auひかりには、NTT回線を借りて運営しているシェアドエリアと、KDDIが自前で光ファイバーを敷設している自前エリアが存在します。シェアドエリアではNTT工事業者が引き込み工事を行い、自前エリアでは関電工が工事を担当しています。nuro光については、屋内工事をnuro光側で行い、屋外引き込み工事をNTTの工事業者が行うという分業制を採用しています。

モバイル回線を固定代替とすることはまだ難しい

実測値では光回線を上回れない

現代はネット回線を選ぶ際、選択肢としてモバイル回線を比較対象に入れる時代になってきました。下り最大440Mbpsという回線速度を出せるようになっており、既にADSLやCATVを上回る規格値です。しかし、モバイル回線は無線技術を採用しているので、電波状況に通信速度が左右されやすく、通信の安定性という面では光回線に及びません。実際の速度は使いたい場所で自ら確認しなければ、正確な速度は分かりません。

固定代替としてフル活用するためには、モバイル回線がさらに安定して大容量通信が出来る環境を整えなければならないでしょう。月間通信容量無制限プランを特徴とするWiMAXのギガ放題プランが登場していますが、動画配信サービスを終日楽しむためには心許ない状況に変わりありません。光回線ならば、月間通信容量無制限だけでなく、短期間に大量通信を行ってもモバイル回線ほどの速度制限を掛けられることは少ないです。

通信容量制限がない光回線が有利

固定通信として信頼性が高い光回線は、通信環境を維持するために必要な通信の安定性と通信速度面で優れています。一部プロバイダーでは、速度制限を独自の基準でかけることがあります。

モバイル回線の場合は、月間7GB以上の使用に制限がかかったり、直近3日間の通信料が10GBを上回ったりした場合に、速度制限をかけています。ネット回線の比較対象としてモバイル回線を視野に入れるのならば、通信容量制限があるという点に注意しなければなりません。

動画配信サービスが普及している昨今、通信容量制限のない光回線を選択すれば、安心して好きな番組の閲覧が可能です。オンラインゲームを行う場合は、通信速度と安定性がプレイ内容に影響するので、モバイルルーターではプレイが安定しないことも少なくありません。安定したネット回線を割安に使いたいならば、光配線方式を採用した光回線の導入が望ましいです。

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