インターネット回線の比較ポイントまとめ|速度・回線種類・注意点

光回線からモバイル回線までネット回線を紹介

固定ネット回線と比較してモバイル回線をおすすめできない点4つ

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モバイル回線には通信容量制限がある

光回線のような固定ネット回線と、WiMAXなどのモバイル回線の比較で最も注目すべきなのがデータ通信容量制限の存在です。

固定ネット回線はほぼすべてが使い放題プランで、どれだけ大量のデータを通信しても問題なく使えます。一部従量制を採用しているプロバイダはありますが、基本的には使い放題と考えて問題ありません。

それに対し、モバイル回線には通信容量に制限がかけられています。自宅で大量のデータをやりとりする人には、モバイルルータはオススメできません。

通常プランの上限は7ギガ

モバイル回線でスタンダードなプランは、1カ月あたりの通信容量上限が7ギガに設定されたプランです。7ギガというのはモバイル回線としては一般的ですが、自宅でメインに使用する回線としては明らかに少なすぎます。容量を気にせず使える固定ネット回線と比較すると、7ギガのモバイルルータではストレスが溜まるのは間違いありません。

追加で容量を購入すると割高になりコストパフォーマンスは悪化します。LTEのモバイル回線の代わりとして7ギガは標準的な数字ですが、固定回線との比較では明らかに容量不足です。

月額固定の無制限プランでも3日間制限は適用される

モバイル回線にも月額固定料金で制限なく利用できるプランが用意されています。WiMAX2+のギガ放題プランが代表的な無制限プランです。

しかし、月額の通信量に制限はありませんが、直近3日間で大量のデータ通信を行うと、その翌日から通信制限がかけられるという3日間制限が存在します。

3日間制限は通信量が10GBを超える契約者が対象となり、制限がかかると翌日の夕方から深夜にかけての一部の時間で通信速度が1Mbpsまで制限されてしまいます。1Mbpsだと、SD画質の動画程度であれば問題なく視聴できるのでそれほど厳しい制限ではありませんが、高画質動画などは視聴が難しく、4K動画などは視聴できなくなります。

3日間で10GBというと大容量に思えますが、フルHDの動画なら数時間程度で達してしまうデータ量なので、固定ネット回線代わりに使うには余裕がありません。動画視聴メインの回線としては、モバイル回線は不向きです。

ただし、WiMAXの場合は、通信速度制限が夕方から夜間にかけて実施されるため、その時間帯にあまり利用しない、例えば昼間の時間帯以外はほとんど使わないという人の場合には、速度制限がかかっていること自体に気づかない可能性もあります。

速度は固定ネット回線が有利

ネットを快適に使うためには、回線速度が重要です。一昔前まではモバイル回線は貧弱で、明らかに固定ネット回線のほうが高速で快適でした。近年はモバイルルータでも高速通信が可能になっているものの、単純な速度比較ではいまだ固定ネット回線が有利な状況です。

モバイルルータのベストエフォートは700Mbps前後だが、実測は100Mbps出れば上出来

固定ネット回線は、最速の光回線で1Gbpsの高速通信が実現しています。回線品質向上を重ねてきたモバイルルータでも700Mbpsと、ネット回線に見劣りしない速度を達成しています。しかし、この数字はあくまでも最良の条件が整った場合に出るベストエフォートであり、実測値とはかけ離れた理想の数字に過ぎません。

モバイルルータを実際に利用すると700Mbpsという速い数値はほとんど見られません。実測値としては速くても100Mbpsも出れば上出来で、平均値としては40~80Mbps程度の速度しか出ないのが現実です。単純にカタログ上の数値を比較すればモバイルルータと固定ネット回線は互角の数字ですが、実測値を見るとモバイルルータのほうが、速度が出ないのは紛れもない事実です。

速度低下が目立つ光回線よりは速いが安定性はイマイチ

モバイルルータはカタログの数字ほど速度が出ないと説明しましたが、最近は加入者数の増加が原因で固定ネット回線も速度低下が目立ち始めています。光回線はメインとなる回線を複数の契約者で共同利用する形で通信を行うため、近所に同じ回線を導入する世帯が増えるほど速度低下が発生します。契約者が増えているのにインフラの増強が遅れている地域では、光回線なのに混雑する時間帯になると1Mbpsにまで速度が低下するケースも見られます。

モバイルルータの回線は固定ネット回線のように回線のシェアはされていません。そのため契約者増による速度低下の懸念がなく、それなりに高速な回線を使えます。しかし、電波で通信しているモバイルルータは電波の安定性が不安材料です。周辺でモバイルルータが使っている周波数に干渉する電波が発生していると通信が途切れたり、極端に速度が低下したりする恐れがあります。速度の安定性はあるものの電波そのものが不安定なため、結果的に固定ネット回線よりも安定性を欠いてしまうのです。

電波状況が悪いと通信できない

モバイルルータの欠点は電波状況が悪いエリアでは通信できないことです。モバイルルータは電波で通信するため、固定ネット回線のような回線工事が必要ありません。室内にケーブルを引き込むために壁に穴を開ける必要もなく、契約すればすぐにネットにつなげます。その代わり電波が届かなければ当然通信は不可能です。

固定ネット回線は工事という手間がかかるものの、有線で回線を引いてしまえば電波干渉を気にする必要はなく、安定した通信環境が確保できます。モバイルルータは電波状況が悪いと接続が不安定になり、通信が不可能になる可能性もあります。快調に通信できていたのに突然回線が途切れる、ということも起こりうるので、ネット株やFXなど安定した通信環境が不可欠な人には電波状況に強く影響されるモバイルルータは不向きです。

エリアは拡大中だが圏外になるエリアはまだまだ多い

モバイル回線のサービスエリアの問題もあります。モバイルルータのサービスエリアは東名阪など主要都市を中心にカバーエリアが広がっています。都市部に住んでいる人なら安定した高速通信ができるので固定ネット回線代わりにも使えますが、自宅がサービスエリア外にある圏外の人には、通信そのものが出来ません。

モバイルルータのサービス提供エリアは年々拡大されているものの、ネット回線のサービスエリアに比べればまだまだ十分とはいえず、エリアが狭いと少し中心部を離れただけで全く通信できなくなります。特定のサービスが対象外になっているエリアもあり、無制限プランを契約したくても7ギガプランしか契約できない可能性もあるでしょう。

サービスエリアは今後も拡大が計画されているものの、ネット回線が引ける地域でもモバイルルータが使えないという地域はまだまだ多く残されています。電波の届かない圏外エリアにお住まいの方は、有線で通信環境が用意される固定ネット回線のほうが自宅の通信環境を用意しやすいでしょう。

使い勝手の悪さ

長時間稼働時の耐久性が不安

モバイルルータは基本的に端末を持ち歩いて、屋外で使うことを想定して端末が設計されています。自宅での長時間稼働は想定外の使用法で、契約的に問題のない使い方ではありますが、ハード面の耐久性に不安が残ります。モバイルルータ端末はバッテリーで動くことを前提に設計されており、充電しながらの使用はバッテリーに負荷を与え、寿命を縮める恐れがあるのです。常時接続が前提の固定ネット回線の代わりに限定的な使用が前提のモバイルルータを用いるのは、一抹の不安が残ります。

同時接続数が制限される

モバイルルータは同時に接続できる端末数に制限があります。モバイルルータの同時接続数は10台というのが一般的ですが、大家族で使うことを考えると10台は余裕があるとはいえません。8人家族がそれぞれスマホを使い、パソコンでデータをダウンロードしながらスマートテレビで配信動画を試聴すれば、上限の10台に達してしまいます。

固定ネット回線の同時接続数は基本的にルーターに依存するため、高性能のルーターを使えば接続台数を増やせます。モバイルルータはプロバイダの指定する端末の中からしか選べないので、自由に同時接続数を増やすことは不可能です。

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